私の想いと娘の選択

【後編】自分と似ている我が子だからこその「落とし穴」

小1おっとりタイプの娘が習い事を「やめたい」と涙した話しの続きです。

私と似ているから、私は共感できるから、分かってあげられるから。

お友達同士うまくいかないと、練習のふとした合間とか寂しくなるよね・・・

そう思って「イヤならやめていいよ。」と、言おうとしてふと、

待てよ・・・?
本当に「ダンス」を「やめたい」のかな???

そう思った時に、娘自身ではなく私の中にある「想い」があることに気が付きました。

🍃🍃🍃

  私も子どもの頃、似たようなことを経験した、つらかった。

  やめたくたって「やめたい」って母に言えなかったし、
  言ってもやめられなかった習い事もあった。

  あの時わたしはつらかった、やめたかった・・・。

🍃🍃🍃

ちょっと説明になってしまいますが、
私たちは歳を重ねて大人になるにつれて、たくさんのことを経験します。

その「経験」の中に、「感情(気持ち)」も含まれます。
その「感情」の部分で、消化しきれずに蓋をしてしまうことが、あります。

つらいから、悲しいから、寂しいから、怖いから・・・

それを消化する前に慌てて心に蓋をすると、実はずーーーっと昇華できずに残っていて、ふとした時に出てきてしまうのです。

そういった「消化不良の感情」を、【おうち楽習サポート】講座内の【ママ楽マインド】というコンテンツで昇華させていく方法を扱っています。消化不良の感情を自分で癒してあげると、かなり心がほどけていきます。

私にもかなりたくさん、根を張る感情があり、向き合ってきました。

🍃🍃🍃

娘のこの一件で「やめていいよ」と、するりと言おうとしていた私には、
昔の、ちいさな頃の自分の感情で「やめられなくてつらかった」というものがあったのでした。
それを思い出して、その気持ちを味わいたくないから「やめていい」と言おうとしたのでした。

でも。

その感情はかなり昔の、私のもので、今現在の娘のものとは違います。

私と娘が似ているからこそ、
娘に自分を重ねてしまって私の気持ちをどうにかする方向に行きそうになっていたのでした。

そこに気づいた時、【この子は私ではないから、本当は違う気持ちを持っているかもしれない】と思ったので、もう一度娘と話し合いました。

本当にやめたいのは「ダンス」なのか。

どのお友達とどうなれたらいいのか。

今、できることは、なんなのか。

悲しくて寂しい気持ちはたっぷり受け止めて、こんなふうに「やめたい」というひとことの中身を分解していきました。

私の想いも、伝えました。

すると、娘は自分で答えを出したのです。

🍃🍃🍃

ダンス自体は好き。
今、やめるかどうか決めなくていい。
どんどん上達したいからいっぱい練習する。

と、1週間後のレッスンに向けて、毎晩基礎練習を始めたのです。

基礎練習を始めたら、とたんに楽しくなりポーズも上達。

「がんばる!!」と言って、もう一回、もう一回と汗をかきながら練習しています。

娘の涙を見てすぐに「やめていい」と言っていたら、そんな姿は見られなかった。

あなたにはつらい思いさせたくないからと、私がやめさせていたら・・・と思うと、本当に【ママ楽マインド】で心の学びをしていて良かったなぁと思います。

娘自身の向き合う「課題」と、私自身が昔にくすぶらせていた「感情」を分けたことで、
娘が、自分の選択をすることができました。

「つらかったらやめていい」というのも親の愛情。

「簡単にくじけない心を鍛えたくて続けさせる」というのも親の愛情。

色んな、親子の愛情のカタチがあると思います。

でも、そこにある「愛情」の中に、数十年前の子どもの頃の自分の未消化の感情があると、
頑張りたかったのにやめてしまった、
というような、すれ違いが起きる可能性もあったわけです。

「頑張る」「頑張らせる」のはつらくて苦しいことを強いるわけではありません。

大人がするりと操るのではなく、
子ども自身の「頑張りたい!」を応援できるようになれる、そんな我が家の一件でした。

🍃🍃🍃

習い事、こうやってコツコツがんばるタイプもいれば、

次から次へと違うものをやりたくなってひとつのことが続かないタイプもいます。

同じですー!とか、
逆なんですー!とか、
困ってます・・・とか、
そんな方がいらっしゃったら、公式LINEからご相談くださいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA